一生自分の歯で食べるために!介護現場の歯科衛生士
口腔ケアや、歯の健康が全身の健康状態にも大きく関連していることがわかっています。そのため、介護現場での歯科衛生士の需要が高まっています。介護現場での歯科衛生士の役割は、通常の歯科医院での仕事とは少し違います。介護現場には、認知症の方や、寝たきりの方も多くいます。その方の自尊心を傷つけずに、適切な歯のケアをする必要があります。そのため、歯の知識だけでなく、介護や人の身体についての知識も身につけておくと良いでしょう。個人の状態に合わせて、力が弱くても握れる歯ブラシを導入したり、他の介護職員と協力して歯についての講座を開催する歯科衛生士もいます。
歯の最先端!大学病院の歯科衛生士
大学病院の歯科には、一般的な虫歯のような患者は少なく、口腔がんや、外科的な処置が必要な患者が多く来院します。大学病院で働く歯科衛生士には、高度な歯科の知識や医療の知識が求められます。ただでさえ、歯医者に行くことは多くの人が不安に感じることです。その上、大学病院での治療となると、不安と恐怖でいっぱいの方もいるでしょう。歯科衛生士は、患者に正しい治療方針を伝えるとともに、患者の不安や恐怖を取り除く役割もあります。わかりやすい説明や温かみのある対応が求められます。
地域の歯の健康を守る!行政で働く歯科衛生士
自治体で働く歯科衛生士は、保健センターに勤務していることが多いようです。0歳の生まれたての赤ちゃんから、高齢者まで地域の歯の健康を守る活動をしています。乳幼児健診で、歯の健康についての教室を開催したり、保育園や児童館等の福祉施設に講演に行くこともあります。全ての人が、地域で自分らしく生活するために、幅広い活動をしているのが、行政で働く歯科衛生士です。
今働いている歯科医院より待遇がいいかどうか歯科衛生士の転職サイトを見て決めましょう。給与だけでなく労働時間のことも大切です。